最近、若い人たち(20代〜30代前半)の人たちの中で、仕事についての悩みを訴える人が増えているように思います。
例えば、自分はこの仕事に向いているのだろうかとか、自分が好きな仕事というのは何だろうという疑問を抱えて、頻繁に転職を繰り返すという場合です。
頻繁にというのは、一年以内とか、数ヶ月単位でという場合です。ここで一つ転職について触れてみたいと思います。
基本的に転職というのは、転職すればするほど、待遇や労働条件は悪くなっていきます。世間では、転職について、どちらかというと楽観的な面にスポットライトが当たりがちです。しかしながら、転職というのは、むしろもっと厳しいものです。
一般的に言って転職では、前の職場よりも賃金、待遇などは低くなりますし、ちょっと高待遇であっても、労働条件が非常に厳しかったりします。それになによりも、転職を繰り返すほどに、気持ちの上では落ちていく傾向があります。
よほどその人に才能があったり、ヘッドハンティングのような形でない限り、転職は、ステップアップよりも、ダウンが強い傾向にあります。そして、この頻繁な転職の背景にあるのは、アイデンティティーの問題です。
このアイデンティティーというのは、エリクソンという心理学者が唱えたものです。簡単にいえば、幼児期から学童期(小学校の時)までに身につけるもので、自分らしさ(個性)と協調性、適応性を同時に満たしている状態のことを言います。
つまり、人の目を気にしてものが言えなくなるのではなく、かといって自己中心的になり、回りが見えなくなるのでもない。社会に適応し、いろいろな人たちといろいろなことが出来、尚且つ自分の意思、気持ち、考えを大切にし、時にはそれを主張したり、コントロールできるということです。これを、エリクソンという人は、幼児期や学童期(児童期)の様々な経験によって身につけていくと言っています。
頻繁に転職をする人たちは、このアイデンティティーの危機だといえるかも知れません。つまり、アイデンティティーが育っていない。
そして、こうした人たちは、大きな誤解をしていることが多いのです。
それはどういうことかというと、自分はいつか好きな仕事に出会えた時、これだというものが見つかった時、その時こそ初めて頑張れる、仕事に全力で向かい、自分の力を出し切れるのだ。そういう思いを、心のどこかにずっと持っているのだということです。
しかしながら、これは全く逆なのです。
人間というものは、本来、目の前の物事に全力を出し切って取り組む。そういう経験を経て、初めて自分の好きなこと、自分らしい生き方を発見できるのです。目の前のこと、やらなければならないこと、これはと思うことに、全力で、がむしゃらに立ち向かう。なりふり構わずぶつかっていく。
そういう経験の中から、自分の好きなもの、大切にできるものを実感として体得したり、見出していけるわけです。
自分の好きなことが見つからないと嘆いてばかりいる人は、おそらく目の前のことに真剣にぶつかっていったことがない。自分の持てる力を、これ以上出し切れないというくらい、がむしゃらに取り組んでいったこがない人です。
残念ながら、そういう人には春はやってこない。
一生懸命何かをやらなければ見えてこないものがあります。全力で、自分のできることを全部やったという経験の中でしか、巡り会えないことがあります。自分の不遇を誰かのせいにするだけで、自分にできることをやらないでいると、そのしっぺ返しは間違いなく自分に返ってきます。
自分の問題は、自分が何とかするしかない。正直、カウンセリングでも、そういう姿勢がないと、基本的には難しいでしょう。
さらにいえば、幼児期、児童期に学習し損ねたものを取り戻す。それは、決して容易なことでないばかりか、多くの困難を伴う、大変な作業になるということです。
自分の目の前のことに全力で取り組む姿勢というものは、捨て身の姿勢、自分を捨てて物
事にひた向きになるということ。それくらいの姿勢や意識がなければ、おそらくは成就することはできないといえるでしょう。
先ずその第一歩を踏むために、こんな アイデンティティーの問題と頻繁な転職
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最近、若い人たち(20代〜30代前半)の人たちの中で、仕事についての悩みを訴える人
が増えているように思います。
例えば、自分はこの仕事に向いているのだろうかとか、自分が好きな仕事というのは
何だろうという疑問を抱えて、頻繁に転職を繰り返すという場合です。
頻繁にというのは、一年以内とか、数ヶ月単位でという場合です。
ここで一つ転職について触れてみたいと思います。
基本的に転職というのは、転職すればするほど、待遇や労働条件は悪くなっていきま
す。世間では、転職について、どちらかというと楽観的な面にスポットライトが当たりが
ちです。しかしながら、転職というのは、むしろもっと厳しいものです。
一般的に言って転職では、前の職場よりも賃金、待遇などは低くなりますし、ちょっと
高待遇であっても、労働条件が非常に厳しかったりします。それになによりも、転職を
繰り返すほどに、気持ちの上では落ちていく傾向があります。
よほどその人に才能があったり、ヘッドハンティングのような形でない限り、転職は、ス
テップアップよりも、ダウンが強い傾向にあります。そして、この頻繁な転職の背景にある
のは、アイデンティティーの問題です。
このアイデンティティーというのは、エリクソンという心理学者が唱えたものです。
簡単にいえば、幼児期から学童期(小学校の時)までに身につけるもので、自分らしさ
(個性)と協調性、適応性を同時に満たしている状態のことを言います。
つまり、人の目を気にしてものが言えなくなるのではなく、かといって自己中心的になり、
回りが見えなくなるのでもない。社会に適応し、いろいろな人たちといろいろなことが出来、
尚且つ自分の意思、気持ち、考えを大切にし、時にはそれを主張したり、コントロールでき
るということです。これを、エリクソンという人は、幼児期や学童期(児童期)の様々な経験
によって身につけていくと言っています。
頻繁に転職をする人たちは、このアイデンティティーの危機だといえるかも知れません。
つまり、アイデンティティーが育っていない。
そして、こうした人たちは、大きな誤解をしていることが多いのです。
それはどういうことかというと、自分はいつか好きな仕事に出会えた時、これだというもの
が見つかった時、その時こそ初めて頑張れる、仕事に全力で向かい、自分の力を出し切れ
るのだ。そういう思いを、心のどこかにずっと持っているのだということです。
しかしながら、これは全く逆なのです。
人間というものは、本来、目の前の物事に全力を出し切って取り組む。そういう経験を経て、
初めて自分の好きなこと、自分らしい生き方を発見できるのです。目の前のこと、やらなけ
ればならないこと、これはと思うことに、全力で、がむしゃらに立ち向かう。なりふり構わず
ぶつかっていく。
そういう経験の中から、自分の好きなもの、大切にできるものを実感として体得したり、
見出していけるわけです。
自分の好きなことが見つからないと嘆いてばかりいる人は、おそらく目の前のことに真剣
にぶつかっていったことがない。
自分の持てる力を、これ以上出し切れないというくらい、がむしゃらに取り組んでいったこ
がない人です。
残念ながら、そういう人には春はやってこない。
一生懸命何かをやらなければ見えてこないものがあります。全力で、自分のできることを
全部やったという経験の中でしか、巡り会えないことがあります。
自分の不遇を誰かのせいにするだけで、自分にできることをやらないでいると、そのしっぺ
返しは間違いなく自分に返ってきます。
自分の問題は、自分が何とかするしかない。正直、カウンセリングでも、そういう姿勢がない
と、基本的には難しいでしょう。
さらにいえば、幼児期、児童期に学習し損ねたものを取り戻す。それは、決して容易なことでないばかりか、多くの困難を伴う、大変な作業になるということです。
自分の目の前のことに全力で取り組む姿勢というものは、捨て身の姿勢、自分を捨てて物
事にひた向きになるということ。それくらいの姿勢や意識がなければ、おそらくは成就することはできないといえるでしょう。
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